いつもと違うルートで筑波山に登る
秋葉原から、つくばエクスプレスで45分。
電車に乗り込んだ時はガラガラだった車内が、いつの間にか人でいっぱいになったと気づいた頃、つくば駅に到着した。
友人が車でピックアップしてくれて、目的地は筑波高原キャンプ場(桜川市公式ホームページ)。
せまい山道で、途中からダート道になる。
でも今日の運転は、どんな時もブレないKさんだから安心だ。
今日は正規の登山ルートではなく、いわゆるバリエーションルートを歩く。
目的は春の花を探すことだ。
同年齢の友人3人と私の、計4人での山行。
たとえ花は見れなくても、絶対に楽しくなるやつだ。
50分ほどで到着。
車を降りると、駐車場横の土手に、早くもカタクリの花を発見してテンションが上がる。

念のため覗いてみたが、キャンプ場のトイレはカギがかかっていて使えないようだ。
おそらくキャンプ場がオープンしている時のみ使えるのではないだろうか。
できれば使わせていただきたいと思っていたが致し方ない。

下山してから気づいたことですが、駐車場上の東屋付近のトイレだけは使えた。
そこは水洗トイレではなく、いわゆる汲み取り式の「ボットントイレ」で、手洗い用の水も使えないが、心配な方はここで済ませた方が良いと思う。(以下にキャンプ場マップとトイレの場所記載あり)


歩き始める。
女の川(めのがわ)から入山。

登山口のとりつきがわかりにくかった。
今日はバリエーションルートなのだから当たり前だが、登山の先輩であるYさんや、つくばの山に詳しいKさんがいなかったら、きっとわからなかったと思う。
バリエーションルートと言っても、この時期はけっこう人が入っているようで、そこそこ人の踏み跡はあり、道も不明瞭ながら危険か所はあまりなかったように思う。
しかし道は沢沿いに上がっていくので、次にまたここへ来たとしても、大雨の後などは様子が変わっているかもしれない。

歩き始めるとすぐに、山アプリ「ヤマレコ」から「警告!予定ルートから外れたようです・・・」のお知らせが来た。
このヤマレコの機能があるおかげで何度も道迷いから救われ感謝している私だが、今日は違う。
登山道ではないためにきちんとした「登山の計画」を作れなかったのだ。
でも、いつもながらヤマレコの道迷い防止機能は優れていると思う。
紙の地図頼りで歩いていた昔と違って、GPSを使い山中での自分の居場所がわかる、このような機能には感謝しかない。
歩き出すとすぐにカタクリ、ニリンソウ、エンレイソウ・・・。

ぜんぜん植物に詳しくない私は、花を見つけるたび、Yさんに「これは何?」と聞いてしまう。
それでもいやな顔ひとつせず教えてくれるYさんをひそかに尊敬しつつ、一歩一歩登っていく。
初めて来たが、この道の楽しみは花だけではないことに気がついた。
道(勝手に通っているだけだが)の脇を流れる小さな水の流れ、そのやさしいせせらぎの音、そしてその周りの石を覆う苔たち。
冬から春への季節の移ろいもあるのか、とても美しい。
何度山に登っても、いっこうに植物に詳しくならないのは、「花」というより、こんな感じで山全体を見ているからかもしれない、いやいやこれはただの言い訳か。
歩き始めてしばらく経ってから、ヤマレコから再度お知らせがきた。
「登山ルートに復帰しました」
ヤマレコがひそかに見守ってくれているようです。
通常の登山道に入ると、急に登山客が増えた。
大勢の人によって踏み固められてるから、登山道は歩きやすい。

まずは女体山へ登って山頂で記念写真。
登山客で込み合う中、撮影を引き受けてくれた優しいお兄さん、ありがとうございました。
美女4人の写真、良い思い出になります。
筑波山は登山初心者や子どもでも登れる百名山として人気だ。ロープウェイでも登れる。
今日はお花探し・・・最近は「花活」などとも言うらしい・・・の登山者のみならず、山頂は家族連れや若者グループなど様々な登山客でいっぱいだ。
山頂には、懐かしさを感じる昭和風のお茶屋さんや、古い小屋を改装した今風のカフェなどが何軒もあって、ちょっとしたお土産も買えるようだ。
そこに聞こえてきたのは、
『さぁさぁお立合い・・・ここに取りいだしましたるが・・・』
つくば名物の軽妙なガマの油売りの口上だ。
ガマの油売りの周りを人々が取り囲み、のんびりと聞いている山頂、平和で良いなぁ。
私たちもお茶屋に腰掛けて、名物の「つくばうどん」や「なめこ汁」に舌鼓。



お腹がふくれたところで、トイレを済ませ、次は男体山へ。
晴天の土曜日とあって人が多く、すれ違い渋滞が起きても、皆さん礼儀正しく譲り合いでした。
帰りは男の川橋方面へ下山。
下山を始めたとき、Hさんが白いカタクリの花を見つけた!
白いカタクリは、大変珍しいのだそうだ。
孤高の貴婦人のごとくスッとした佇まいの白カタクリ。
どうか誰にも踏み荒らされることなく、来年もまた咲いてほしい。


下山中も足元に気を付けながら、視線はチラチラと道の両側に咲くお花たちへ。
新たにお花を発見しては写真を撮るという、平和な登山も良いではないですか!楽しい!
つくば駅に戻り、駅中の売店で取れたてのシイタケときゅうりを購入して帰ってきました。
あー楽しかった!よき山、よき山友さんに心から感謝の山行でした。
さて、お次はどこの山いく?
筑波高原キャンプ場
今回利用させていただいた駐車場もこのキャンプ場の駐車場で、無料で利用できるのがありがたい。
夜になるとキャンプ場からは夜景も楽しめるようなので、いつかキャンプとしても利用してみたいと思いました。
営業期間:5月~9月
5月~7月(7月1日~14日)・9月
ご利用は、利用開始日が、金・土・日曜及び祝日の場合のみとなります。
※9月30日は宿泊できません。
7月15日~8月31日:無休
詳細は筑波高原キャンプ場へお問い合わせください
※ご不明点などのお問い合わせは平日のみお電話にて受け付けております(8:30~17:00)。
土・日・祝祭日はご対応できかねますのでご了承ください。
※変更・キャンセルは会員ページの予約一覧から可能ですのでご利用ください。
ご利用の7日前を過ぎた場合は商工観光課(☎0296-55-1159)へご利用前の平日(8:30~17:00)にご連絡ください。
※ご利用当日の変更やキャンセルはキャンプ場(☎0296-54-0403)へご連絡ください。

筑波山の山地図はコチラです。

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