はじめに
山に行く前、女性の脳裏に浮かぶ心配事とは・・・
「その山にトイレある?」
この記事では、井戸バス停から陣馬山までの縦走ルート上にあるトイレをご紹介します(写真付き)。
長い縦走コースもこれで安心!
※本記事内にはトイレの画像が含まれております。不快に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、何卒ご容赦ください。
今回行った主な山
- 住所:東京都西多摩郡檜原村と神奈川県相模原市南区にまたがる
- 標高:990.3m
- 特徴:山頂は広くテーブルとベンチがありくつろげる。トイレ・売店なし。
東京都、神奈川県、山梨県にまたがる
- 住所:東京都西多摩郡檜原村と神奈川県相模原市南区にまたがる
- 標高:990.3m
- 特徴:トイレ・売店なし、山頂は狭いがベンチあり
- 住所:東京都八王子市と神奈川県相模原市緑区の境にある
- 標高:854.8m
- 特徴:晴れていれば富士山の眺めが良い。トイレあり、水場は無し。山頂に茶屋が3軒あり(営業日、時間要確認)
今回の登山ルートとコースタイム
井戸バス停→ 軍刀利神社→ 三国峠→ 生藤山→ 茅丸(かやまる)→ 和田峠→ 陣馬山→ 陣馬新道口→ 陣馬高原下バス停
標準コースタイムは約7時間、歩く距離は約11kmです。

今回のルート上にあるトイレ
上野原駅 南口ロータリーのトイレ

トイレの画像はここをタップ↓


井戸バス停のトイレ
トイレはキレイに管理されていて、気持ちよく使わせていただいた。

トイレの画像はここをタップ↓


軍刀利神社 社務所近くのトイレ
山奥のトイレなので、恐るおそる中をのぞいてみると、男女の区別はないがキレイに管理されていた。

トイレの画像はここをタップ↓



和田峠のトイレ
一見すると物置小屋みたいですが、よく管理されていてキレイでした。

トイレの画像はここをタップ↓


陣馬山 山頂のトイレ
※前回の山行で撮影した写真です

トイレの画像はここをタップ↓



・手洗いが故障中なので手は洗えません(2025年3月現在)
陣馬高原下バス停のトイレ

トイレの画像はここをタップ↓


向かって左側の多目的トイレ。(閉鎖されていることもあるので注意が必要です。)
JR上野原駅から井戸バス停 アクセス
- JR中央本線 新宿駅より高尾駅 約44~63分 運賃:約571円
- 京王線 新宿駅より高尾駅 約50分 運賃:約409円
- 高尾駅でJR中央線 甲府、河口湖方面行きに乗り変えます
- JR中央本線高尾駅~上野原駅(3駅)約17分 運賃:330円
- 上野原駅南口 ロータリー2番のりば 富士急バス株式会社
- 路線バス 上野原駅から井戸行きバス時刻表はこちら
- 上野原駅~井戸バス停 運賃:470円 乗車時間:約24分
※バスの本数が少ないので要チェックです。
このコースを歩いた感想
この日はJR上野原駅に、 8:26 に到着した。
目指すバス停は、南口の2番乗り場だ。
駅前ロータリーには、観光案内所、トイレ、自販機がある。
バスのりばに到着すると、すでに6、7人のグループが並んでいたので、その後に続く。


この日のバスには、全員が席に座れるくらいの人数が乗りこんだ。
バスは 8:50 定刻に発車、9:14 井戸バス停に到着した。
バスを下車すると、目の前の広場には、ベンチやトイレ、手洗い場が設けられている。


さぁ、出発だ。
歩き出すと、目の前には広々としたのどかな里山の風景が広がった。
よく手入れされた家々の庭の花が美しく咲き、とても気持ちのいい道だ。
無人の直売所が出ていたのでのぞかせてもらうと、地場野菜や漬物などの加工品が
キレイに並べられていて、
好物の「独活(ウド)」も売られていたが、この先の長い道のりを考えると手を出せなかったことが悔やまれる。




「軍刀利神社入口」の石の標識を右に折れると、やがて神社の鳥居が見えてくる。
古めかしく、錆びた鳥居の向こうに続く道は、なにか神聖な雰囲気が漂う。
左側に社務所が出てきて、そこを過ぎた辺りから、周囲は急に鬱蒼として、山の趣に変わる。





さらに進むと、前方にはまた鳥居と、その奥には、いかにも古びた感じのする石段が、先が見えないほど上へ上へと続いているのが見えてくる。
先ほど第一の鳥居のときの神聖な感じは、ここでさらにパワーアップして感じられた。


筆者は普段、全くもって宗教だとかスピリチュアルだとかというものとは縁のない人間であるが、
その筆者をもってしても、なにか特別な気配のようなものを感じた。
先へ進む。
長い石段を上がり、たどり着いた先には、軍刀利神社のお社があった。
左には手水舎。黒い龍の口から水が流れ出てくるという、カッコいい造りだ。
右にある小屋の中には、歴史を感じさせる古びて大きな木製の刀が奉納されている。
軍刀利という名前にふさわしく、お社の前には天を仰ぐ大きな刀のモニュメントがある。



お社の左手を奥に進むと、また、鳥居だ。
鳥居をくぐって道を登っていくと、さらに鳥居がある。
幾重にも設けられた鳥居で、格式と信仰の篤さがうかがえる。


木造の鳥居の横には、小川(軍刀利川というらしい)が心地よい音を立てて流れていて、
正面には、先ほどよりも小さく、いっそう古めかしいお社がある。
お社の横には、カツラの巨木だ。お社を守るように立っていて、ものすごい存在感だ。
ここで辺りの神気はさらにいや増し、お社やカツラの巨木には、なにか大きな存在が棲まわれているのだと思わされる。
宗教心ゼロの筆者ですら、思わず手を合わせてしまったのだから畏れ入る。

縦走を開始して、まだ40分ほどしか経っていないにも関わらず、このルートは見どころが満載で、何度も足が止まってしまう。
しかしとても楽しいではないか。
お社の左側を通り抜けて進むと、ここからは本格的な山道に入る。
かなり斜度のある道で、進むにつれ道はさらに細くなり、
やがて左側が切れ落ちているトラバース道に入る。
道には落ち葉が堆積し、柔らかく滑りやすいので、滑らないように注意深く進んだ。


長いトラバースが終わってホッとしたところで、三国峠と熊倉山を分ける分岐に出る。
熊倉山方面へ進むと、軍刀利神社の「元社」に行けるようなので、非常に興味をそそられたが、今日は先が長いので断念して三国峠へ向かう。

三国山の山頂は広々として、テーブルやベンチがあり、休憩場所としてはちょうど良さそうだったが、我々はそのまま先へ進んだ。


岩場の急登を登り、生藤山に着いた。
生藤山の山頂は狭く、さしたる眺望もないが、ベンチがあり、ここでも休憩ができる。

生藤山から茅丸(かやまる)へは、いったん下って登り返す。


岩と木の根が複雑に絡まった急登が続いたので、一歩一歩慎重に歩き、20分ほどで茅丸に着いた。
神経を使う道、急登でもうヘトヘトだ。
時計をみると、ちょうどお昼前だったのでここでお昼休憩をとった。
茅丸山頂は、狭いながらベンチが二脚置いてあった。
この時は食べることに集中しすぎて写真を撮り忘れてしまった。
茅丸から先は、杉林の中をひたすら進んだ。


山の神を過ぎると、左手に見えてくる周囲の山々の、桜のピンク色と鮮やかな新緑に何度も癒され、
深呼吸をして山の匂いを嗅いだ。
春の山は本当に気持ちがいい。




大蔵里(おおぞうり)山を過ぎ、醍醐丸まで来ると、市道山と醍醐峠を分ける分岐に出る。
間違わないように陣馬山方面へ進もう。
エスケープルート
醍醐峠ではさらに分岐の標識だ。

標識が指し示しているのは、
①和田バス停・藤野駅へ向かう道、
②今歩いてきた生藤山方面へ戻る道、
③そしてこれから行く和田峠・陣馬高原下バス停に向かう分岐だ。
我々は③の和田峠・陣馬高原下バス停へ進むが、疲労または体調不良等により陣馬山をパスしたい方には、ここで2つのエスケープルートが考えられる。
【エスケープルート その1】
①の和田バス停まで行き、藤野駅までバスで行くという方法。
ここから和田バス停までの標準コースタイムは約70分もあり、和田バス停からのバスの本数は少ないのでおススメしない。和田バス停から藤野駅行きの時刻表はこちら
【エスケープルート その2】
いったん和田峠まで行き、そこから陣馬街道(舗装路)を歩いて陣馬高原下バス停へ行くという方法もある。
醍醐峠→和田峠までの標準コースタイムは20分、そこから陣馬高原下バス停へは陣馬街道(舗装路)で約40分として、計60分あまりで降りられるので、先ほどの和田バス停へ向かうよりはこちらの方が駅へ行きやすいはずだ。
また、陣馬高原下バス停からJR高尾駅までのバスは1時間に1本だが、19時まで運行されているので安心だ。
やがて前方に車道(陣馬街道)が見えてきたら、和田峠の峠の茶屋だ。
茶屋では、飲み物や手作りの布でできた草履が販売されていて、同行した山友がそれを購入していた。
駐車場もあり、登山者だけでなく、車やバイク、自転車で来た人たちがのんびりと休憩していた。




ここからは、陣馬山へ登り返す。
峠の茶屋裏手には、陣馬山へ向かう急な登り階段と、そのすぐ横には林道のまき道と書いた標識があり、
どう見ても林道のまき道の方が楽そうなので一瞬迷ったが、今日は階段を選ぼう。
長い階段を、心臓をバクバクさせながらなんとか上りきると、さらにまた次の階段が現れる。
そんな急登をくり返したので、息も絶え絶えで途中写真を撮り忘れた。
かなりしんどいが、距離はそれほど長くないはずだ。
このルート最終の登りだと思い出してがんばった。

上の方に、何かはためいているのが見えてきて、近づくと、それは陣馬山山頂に揚げられた鯉のぼりだった。
こんなに大きな鯉のぼりを見るのは久しぶりだ。
ようやく最終目的地である陣馬山に到着だ。
時計をみると、14時20分。
陣馬山のシンボル、白馬像の下で少し休憩をして、あとは一気に陣馬高原下へ向かって下山していく。
かなり足の疲れを感じたので、ここからの下山はストックを使おう。
下山する斜面も、木の根がびっしりと張りめぐらされている。
疲れている下山時には、集中力が途切れがちになるので、よく注意して下りた。
登りは体力、下山は技術などと言われるが、未熟な筆者としては、一歩一歩慎重に足を置くだけだ。
この日はだいぶ日が長くなってきた4月の下旬で、まだ15時を少し回ったばかりだというのに、辺りが暗くなり始めた。

山の日暮れは早い。
少し足を急ぐ。
登山口が近づいてきた頃、額にポツンと水が落ちてきた。
まさか・・・。
いやそのまさかだった。
登山口に着いたときには、雨は大粒となり、勢いが増していた。
今日の天気予報に傘のマークは見当たらなかったはず。
やはりどんな日でも、山に入る時に雨具は必要なのだと改めて思いながら、
登山口で大慌てでレインウエアを着こみ、陣馬高原下バス停方面へ向かった。
実は、先を急いだのには、雨意外にもう一つ理由があった。
バス停近くにある「陣馬そば山下屋」に行くことだ。


かなり強さを増してきた雨の下を走り、店に到着したのは15:45。
この日のラストオーダーは16時だそうだから、ギリギリ間に合ったようだ。
注文したのは「もりもりセット」。
手打ちの十割そばに季節の天ぷらが付いたセットだ。
運ばれてきたのは、三種のおつゆ。
出汁が効いた温かいそばつゆ、くるみつゆ、そして塩すだち。
そばを塩でいただいたのはこれが初めてだったが、すだちの爽やかさと合ってとてもおいしい。
天ぷらのラインナップは採れたての筍とナス。
特に筍は、噛むとじんわりと甘く、滋味深く大変おいしくいただいた。
見どころ満載の縦走路、目に沁みる新緑と桜、そして〆はこのご馳走。
なんと贅沢な、幸せな時間か。
今日もお付き合いいただいた我が山友、本当にありがとう。
そして本日の山行に、心からの感謝。
さて、次はどこの山行く?
下山後の楽しみ
陣馬高原下バス停近くの蕎麦店「陣馬そば山下屋本店」
【営業時間】11:30~16:30
古い日本家屋で和モダンな内装。 陣馬の自然を感じられる解放感あふれる店内では、創業80年の手打ち十割そばと、カラリと揚げたての旬の天ぷらを楽しめます。
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スペック:シングルマザーで会社員、成人した子ども2人。
趣味:山歩き、ジョギング、そして食べること。
現状:婚活歴も10年を超え、いつの間にか婚活から終活へシフトチェンジ。
願望:脱社畜からの世界放浪旅。
最近気になること:いきなり老けてきた理由。
なにかと辛酸を舐めつつも、生来の能天気を活かし七転び八起きがモットー。
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